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淳のひとり言 バックナッバー

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落した ほんず

2005年8月24日(水)

 8月16日、盆休最後の日、突然本家から会社に電話がかかってきた。 私は盆休み返上で次の展示会チラシ作りに四苦八苦・・・。 なにしろ新しいソフトを買い込んだは良いが専門用語がまったくわからず説明書片手に 「EPSのバイナリ保存? ・・・ 何じゃこりゃ ・・・」 いらいらいらいらしながら格闘していたのである。 そんな矢先であった。 「おい、きょうの時間わがってらべっ」 おっかない本家のごで様 (あととり長男) からだった。 「なして、会社さいだのわがった?」 (どうして、会社にいたのが、わかったの?) 「あんだのごどだもの、えさいねったら会社さ決まってるべ」 (あなたの事だから家にいないって言ったら会社にきまってる) 「三時からだんでBBQ、はぁ、みんなで来てらへで、早ぐこぉ」 (三時からなので、もう皆あつまってるよ、早く来な) 「うん、わがったすぐ行くから・・・」 本家からの召集であるから逆らえない。 大事に備蓄していた自慢の焼き豚とラーメンスープと牛肉と塩辛を土産にかあちゃんと二人出かけた。 「来た来た、淳どぁ来た、おっ、やぎぶだがぁ、これぁ出さねんでしまっておく」 (来た、淳たちが来た、おっ焼き豚かぁ、これは出さずにしまっておく) てなわけでパーティーが始った。 しかし、私の仕事はこれからだ。 焼肉の味付け、ズワイのバター焼き、アワビのおどり、私でなければ皆、自己流でやってしまうのであまり美味しくない。 だから呼ばれたのかもしれない。 しかし私も嫌いじゃないからひたすら料理に打ち込む。 「淳くん、飲みながらやりなせっ」 と、おばの声。 また、このおばにも逆らえない。 「はいっ、いただきます」 これが悪かった。 私は酒は好きだが、めっぽう弱い、しかも昼の三時から飲むなんて、普段では到底考えられないことである。 ぐいっと一杯、いやっーうめぇ! BBQの火の前で汗だくの体にやたらとしみ込んでくるこの快感、うーん、もう一杯。 料理は褒められるはビールは美味い、おまけに本家の若奥様は美人ときたらもうサービス精神旺盛の私は張り切らないわけにはいかない。 
 
                            ふと、気がつくと ・・・ 朝 ・・・

 「おかさん、きのうは楽しかったね」  「なにがっ!」  「うっ、だからbbq・・・」  「BBQっーっ!」
 やばいっ、これ以上突っ込まない方が身の安全と判断した私は会社へと逃げた。記憶をたどる・・・。 一生懸命たどる。 ハーフパンツが泥だらけ? 五本指靴下が行方不明? 今朝起きたらすっぽんぽん? さらに、かかあの無言の圧力・・・。
あっーっ、思い出したっ、本家の庭の垣根のところでひっくり返って皆に笑われた。 がっ・・・記憶はそこまで・・・。 
しかし、あれほど飲んで、ほんず落した (酔って記憶をなくす) のも何年ぶりかのこと、かかあの怒るのも無理はない。 しかし、いくらほんず落しても、かかあの言うことはちゃんと聞くみたいだ。 「あなた、帰りましょうね、帰りましょうね」 「うるせっーっ」 かかあ、豹変 「ちょっと、あんだっーっ!」 これには 「はいっ!」 と答えたらしい。 きっと本家の垣根に私のほんずが落ちているはず。 また拾いに行かないといけないみたい。 「ちょっとあんだっーっ!」 「はいっ!」

この日フランス語を覚えた。 ちょっとだけご披露おば。
酒をのんで          ウィッ    
ほんず落してかかあが   コマンタレブー
盆中だったから        ボンチュール        
                           あーぁ、まだ目がまわっている。  

お知らせ

2005年8月12日(金)

 盆盆盆ボーン  盆盆盆ボーン
本日、午後より当店は夏季休業となります。
尚、8月17日より平常営業となりますので、皆様のお越しを心よりお待ちしております。 ただし、私と妻は盆中は暇なので会社に出社しております。 草取り、水巻・等等雑用がありますので、暇な方は是非遊びに来てください。 貧乏暇なしと言うことです。 では・・・。
                                     ビン盆盆ボーン  ビン盆盆ボーン

忘れていたガーデニングのこつ

2005年8月6日(土)

 内緒の話・・・。 このHPのガーデニングのコツは、この間から母ちゃんが担当することになったのだが、以前にも話したとおり、うちの母ちゃんはPCができない。 だから原稿をもらって私がイラストや写真を添付して書き込んでいる。 7月〜8月にかけては、 [夏を食す] と [痛風] いや [通風] についてのテーマであった。 所が、私が順序を間違えたのと、大事なゆすらうめの写真を撮り忘れていた為に計6回のシリーズが3回で終わってしまった。 ただHP上はまだ続きがあるような雰囲気になりっぱなしなのが気になっている。 夏を食すでは、ゆすらうめのシロップ作りと簡単うめシロップの二つを7月中旬に書く予定だった。 しかし、今は猛暑のつづく8月、いくら青森とはいえ、とっくに収穫は終わっている。 とりあえず梅の写真とイラストは準備していたので 「母ちゃん、今からでも載せるが?」 「あんだっ、ばっかでないの、はぁっ、とっくに時期がずれでらべな!」 「ぅでも、ウラナリつうのもあるんでないの?」 「ウラナリは、あんだのごどっ!いっつもずれでるんだものっ」 「はいっ」 と、まあ、こんなことで誠に申し訳のないことになってしまった。 次回からは、ちゃんと時期を見計らいながらグッドタイミングで掲載しようと思う。 「あだりまえだべなっ!」 「はいっ」

一生懸命書いたイラストも、こんなことでもなければ陽の目をみなかったであろう。
イラストが何かをうったえている。 うむ、なになに   「私は・うらなりではありません」 だと。
ふんっ、友達がいのないやつっ。

焼き鳥

2005年8月4日(木)

 8月2日の [変身] で、とある方から指摘をうけた。 「淳君、あんだあそこで、焼き鳥が美味いって書いてるんども、あんだ焼き鳥食べれねぇくせして・・・」と、 はい、その通り。 私は鶏肉は一切くちにしない。 鶏肉は食べれないのである。 というのは小学校1年生の時、担任の久保沢先生から赤い鶏をもらいうけ2〜3年位飼っていたことがあり、それ以来、鶏がかわいそうで一度もくちにしたことがない。 玉子はなんとかなったが、鶏肉だけは未だにどうにもならない。 でも、私は変身の記事の中では、美味いとは書かなかったはず。 美味いのはあたりまえ、とは書いたが・・・。 なんてどっちでも良い話だが、しかし焼き鳥は食べられないが、焼くのが大好きというのも変なおやじっぽくておかしな話だ。 娘が友達とBBQをやるといえば自慢の焼き鳥が始ったこともあった。 色んなところで活躍したものだ。 写真の焼き鳥器は私の持ち物、ポップは季節館のスタッフに書かせたもので本格派である。 しかし、考えてみれば変な話、オペレーター付きの焼き鳥器とノウハウを生ビール飲み放題につられ毎晩焼き鳥を焼きに町まででかけるわけである。 しかも、ボク一応、社長です。 やはり当社のお客様が、見て見ぬふりして通り過ぎるのも何となくわかるような気がしてきた。 「私、あの人知りません!知りません!」 でもそんなことは言ってられない。 今夜は予約で満杯だそうだ。 うちの母ちゃんも今夜はかりだされる、あぁー何という姉弟愛・・・。

今夜は祭り最終日、バンバン焼いてバンバン売らなくっちゃ。 いつ? だから  バン     バン      

変身

2005年8月2日(火)

 八戸の最大の祭り八戸三社大祭が七月三十一日から始った。 今年の6月と7月に遠方よりお客様がお見えになったとき駅前のユートリーに展示してある山車をお見せしたら 「すげーっ、これがねぶたですか?」 おいおい、ねぶたは青森だろうが、と思いつつ一応笑顔で 「これはねぶたではなく八戸の祭りの山車です」 とは答えた物の、この祭りを誇りに思う自分にとっては、むぅーっとした。 と本人の前では言えないからHPに書き込むだけ。 ねっ、富山の姶良さん。 とまぁ、これだけの話じゃおもしろくない。 実は、私はこの祭りの期間中アルバイトをしているのだ。 報酬は生ビール飲み放題。 そのアルバイトと言うのは焼き鳥やの親父に変身し、ただひたすら焼き鳥を焼きつづけている。 本八戸駅前のうぉんさいという姉のお店の手伝いで、煙にまかれながらがんばっているのだ。 客の評判はすこぶる良く皆に褒められる。 もちろん中国産の冷凍などは一切使わず国産の生肉とねぎを一本一本愛情を込めて串差しして焼き上げているから美味いのは当たり前。 たれにももちろんこだわりがある。 醤油・蜂蜜・・・おーっと、これ以上は お・し・え・な・い でも買いにきたらぺろっと喋ってしまうかも・・・。 正肉とねぎの焼き方は、やはり熟練しないと非常に難しく素人が焼くとねぎだけが焦げてしまい後味の悪い焼き鳥になってしまう。 ここだけの話だが、これを焼かせたら私の右に出るものはいない。 しかし、左からはたくさんでてくる。 なんてね。 ところで、ふと気がついた事がある。 祭りだからたくさんの人が私の前を通り過ぎていくのは当たり前のこと、知っているかたは、「おっ、社長今年も会社ふっとなげで(そっちのけで)焼き鳥がっ」 なんて声をかけてくれる。 そんな中、あきらかに私を知らないわけがない方が、視線をそらすように、そそくさと通り過ぎて行く。 なぁーに、声かけてくれれば何本かサービスしてやってもいいのにと思いつつ、やはりどーもひっかかる。 そんな中 「社長、今年もやってるとは」 あっ、○○さんだ。 去年、私を見て見ぬふりして通りすぎた○○さん。 あっ、なぞが解けた! たぶんお客様の心中はこうであろう。 〔フジケンさんもたいへんなんだべな、少しでも家計の足しにしねばねんだがら (しなきゃいけないから)〕 と勝手に気の毒に思い込み、視線を合わせないように、去って行ったのであろう。 

謎が解けたからには、今度はこちらから声を掛け ・・・ ないで、右手で顔を隠しながら、そそくさとカウンターの下にもぐりこんでみようかな・・・
家では、腹をすかした女房、子供が・・・ぁぅー、ぁぅー泣けてくる。
ちょっと、あんだっ 焦げでらでばー(こげてるよ) 「ハイッ」 あぁー泣けてくる。    

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