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淳のひとり言 バックナッバー

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有機栽培

2006年11月6日(月)

 稲刈りも終わり、すつかり刈り取られた田んぼを見るに付け、間もなくの冬の訪れを感じずにはいられない。 
展示場の後ろの田んぼも収穫が終わり、もうすっかりはだかんぼうである。

 後ろの田んぼといえば、ホタルが見られることで、地元ではちょっとした有名スポットにもなっている。
いつの頃からかは定かではないが、もう10年近く前ではなかっただろうか?

 ホタルが見られるということは、農薬をほとんど使うことなく、栽培されているのではないだろうか・・・? おそらく、そうに違いない。

 私は、ついにその証拠をみつけた。
いや、かぎつけたが正しかろう。

 今の時期、毎年どこからともなくただよってくる妙に懐かしい香り。
小学生の頃、○○地区の子供達と遊んでいると、その子らの体に染み付いた臭いが気になってしょうがなかった。

「なんだ、お前の臭い?」 「いながの香水だべっ、このおがげで、おめんど、米っこ食いに、いいのだんだっ!!」と、すごまれた事がある。

 堆肥である。 後ろの田んぼには二年間熟成された、それはそれは香り豊かな堆肥があたり一面にバラまかれている。
そのバラまかれた堆肥と、私の大切なバラの香りが何とも言えぬ香りのコラボレーションをかもしだす。
 実に複雑である。

 しかし、この堆肥のおかげで自然がよみがえり、ホタルがまた生息し始めたわけで、さらには安全な食材が届けられるようになったのだから文句は言えない。

 文句を言ったらばちが当たる。

札幌農学校のクラーク博士も言ったではないか・・・。

青年よ堆肥を抱けと・・・。

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